お小遣い稼ぎアプリ

食事するだけお金
お小遣い稼ぎアプリでポチポチとアンケートに答えて1円くらいのポイントを貰えて、1日に10円から20円くらい稼いでいる。単価が安いだけで立派な仕事だ。もちろん、これで食っていけるわけがないけども、通勤電車にボーっと乗っている時間が10円にでもなると考えれば有意義ではある。「どんなに頑張っても10円くらいにしかならんのだろ？」と言う輩もいるが、少なくともコンビニでガリガリ君を買う時に増税分くらいは賄える。
そんな感じで電車内をザーッと見渡せば、皆、スマホをポチポチ。きっと、1円にもならないLINEやったりゲームやったりしているんだろう。それを考えると、僕はなんて有意義なことをしているのだろう、とひたすらお小遣い稼ぎアプリをインストールして内職に励んでいるのである。
そんなある時、僕が仕事帰りの電車の席でお小遣い稼ぎアプリをポチポチやっていると、隣の席に座っていたJKが話しかけてきた。
「おじさん、デートしない？」
突然のことに茶を吹きそうになった（飲んでないけど）。新手の美人局か？と周りを見回しても、皆、スマホをポチポチやってるだけ。そこそこかわいい子だったし、お茶くらいだったらいいだろと思い、降りた駅の中にあるカフェテラスでアイスラテなどを一緒に飲んだ。JKは目をクリクリさせながらいろんなことを喋ってきたが、僕はこのシチュエーションは何なのだろう？とばかり考えていて、終始落ち着かなかった。
謎が解けたのは店を出る時。「お小遣いちょうだいよ」とねだられたのだ。何で？誘ってきたのは君の方やん！と思っていると、JKはスマホの画面を見せてきた。それはマッチングアプリで、僕にも見覚えがあった。同じアプリを入れている人が周りにいるかどうかわかると言う類のものだ。僕は1円にもならないマッチングアプリには興味はなかったが「このアプリをインストールして会員登録するとポイントプレゼント」という誘導文言につられて、確かに登録していたのだ。そして、それをこのJKにキャッチされてしまった・・・と言う次第である。只より高い物はないと痛感した午後だった。
ただし、そのアプリを入れたこともあり、ポイントが500円分溜まっていた。さあ、現金化するぞー！と思ったら、手数料やら何から何やらでごっそり引かれて、ほぼ手元まで現金が来ないのであった。ガリガリ君が買えん！
プチ援交掲示板
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